<コラム>負けん気とチームワーク
バスケに限ったことではなく、何事に対しても上達や向上には、【負けん気が強い】ことは大切だと思います。
しかし、時折、この【負けん気】をはき違えてるのでは???
と思うような言動を見聞きすることがあります。
例えば・・・
ある選手Aが、自分より下手だと思ってるチームメイトBより試合でのプレータイムが少なかったときなどです。
その選手Aは、それを不満に思い、そのチームメイトBと不仲になったりすることがあります。
本当に【負けん気が強い】なら、Aは、さらに練習を頑張ってBより明らかに上手くなることを目指すと思います。
そうすれば、コーチに認められ、プレータイムは多くなるはずです。
もしそれでもプレータイムが変わらなければ、責めるべきはBではなく、コーチだと思いませんか?
もしくは、自分が気付いていない弱点・短所のせいかもしれません。
どちらかといえば、プレータイムが少ない理由は、圧倒的に後者が多いと思いますが。
チームメイトは、一番身近なライバルですが、同時に仲間です。
また、ライバルとは、お互いの存在を認め合って、お互いを向上させあえる関係と私は考えます。
チームメイトの弱点・短所を責めて陥れるような言動や、自分を上位に見せようとする行為は、愚かですし滑稽です。
それで、チームが強くなるわけもありませんし、本人にも上達は見込めません。
こういう考えしか出来ないならば、チームスポーツをすべきではないと思います。
チームメイトの弱点・短所を見つけて、それを指摘することは問題ありません。
むしろ、積極的にすべきでしょう。
けど、その弱点・短所を一緒に克服するように、また周りが補えるように練習を取り組むのが、本当のチームワークではないですかね?
単にお互いに、または一方的にチームメイトを貶[けな]すのも、逆に、問題があってもそこには触れず、仲良しこよしで馴れ合うのも本当のチームワークではなく、ライバルとして切磋琢磨し、お互いの足りないところを補い、支え合うことが本当のチームワークだと、私は思います。
- 最終更新:2018-04-13 13:01:59