味方のヘルプに入れない

ボールマンとマークマンが両方見える位置にポジションをとりましょう


どんな相手にも1on1なら絶対抜かれない人も中にはいると思いますが、それでもスクリーンプレイなどで必ずしも一人だけで守れるとは限りません。
実際にゲームでは、マンツーマンディフェンスの時に味方が抜かれて、あなたのすぐ横を通ってシュートされる事があります。
そんな時に自分のマークマンを離して、ボールマンに付きに行くことを『ヘルプ』と言います。

私もバスケをしはじめの頃は特にそうだったんですが、自分のマークマンに付くのが精一杯でとても周りを見る余裕がありませんでした。
しかし、それではチームとしてのディフェンス力はあがりません。

そこで、あなたがヘルプをしてチームのディフェンス力をあげていきましょう

何故、あなたは、ヘルプに入れないんでしょう?
それは、あなたのポジション取りに問題があるんじゃないでしょうか?
常にマークマンに対して正面を向き、手を少し伸ばせば届く様な位置でディフェンスしてませんか?
マークマンが相手チームのほぼ全ての得点をあげているようなエースなら仕方ない場合もありますが、ほとんどの場合、マークマンがボールを持っていない時は、2~3mくらい離してても大丈夫ですよ。
ただし、自分のマークマンにパスが入ったときに、すぐ距離を詰める為にもボールが今どこにあるのか把握している必要があります。

では、実際に例をあげて説明していきましょう。
≪説明画像の凡例≫
あなた:you.gif  あなたのマークマン:ofplay.gif ボールマン:ballman.gif


1.あなたのマークマンがガードもしくはフォワードで、相手が外よりサイドにいる場合

a.ボールマンがトップ (←クリックすると説明画像がポップアップで開きます)
 このようにマークマンとゴール・マークマンとボールマンをどちらにも対応出来るポジション取りが正解です。

b.ボールマンが逆サイド (←クリックすると説明画像がポップアップで開きます)
 マークマンがボールマンの位置より高い位置に行った場合は深追いをせず、ボールの位置まで上がったらそのライン(サイドラインから垂直ラインでボールの通る線)で止まりましょう。(ボールラインのキープ

2.あなたのマークマンがセンターの場合

説明画像 (←クリックすると説明画像がポップアップで開きます)
常に体を密着させ、相手とゴールの間に入ります。
稀にディ・ナイ(マークマンへのパスを遮る様にマークマンの前に立つ)ディフェンスをしている人を見ますが、あまり私はお勧めしません。
なぜかというと、ループパスで簡単に裏を取られるからです。
よほど、ジャンプ力に自信がある人は別ですけどね。
どうしてもディ・ナイに入る場合はマークマンをゴールの真下まで押し込むくらいのポジション取りをして下さい。

3.あなたのマークマンがエンドラインに沿ってサイドチェンジした場合

説明画像 (←クリックすると説明画像がポップアップで開きます)
この時には2種類の方法があります。

一つはアニメで説明したようにサイドが変わる瞬間はボールマンの方を見るつき方です。
もう一つはサイドが変わる瞬間にマークマンの方を見るつき方です。

どちらにも長所と短所があります。

前者はボールの行方を常に確認でき、味方が抜かれたときにすぐ、反応できるのが長所で、マークマンが突然方向転換したときに簡単に離されることが短所です。
この短所は、マークマンに対して後ろ向きになった時になるべくくっついて両腕又は片腕を後ろに伸ばし、相手が方向転換したときに自分の腕に当たるようにすると対処できることが多いです。
また、自分がマークを外されるということはあなたのマークマンはノーマークの状態になりますから、ボールマンはパスを入れようとするはずです。
その目線を追ってやれば、万が一外されたときも多少フォローできます。

逆に、後者はマークマンを常に見ているわけですから、まず見失わないのが長所で、ボールの位置を完全に視界から消してしまう為、その間に起こっているプレイ、例えば味方が抜かれてるのにヘルプに入れないとか、自分の頭越しにマークマンにパスされて対応が遅れるというのが短所です。
このパスされるというのは、場所によっては結構厄介で、特にゴール下でジャンプして取られてそのまま着地せずシュート(タップシュート)されると簡単に得点されてしまいます。
一応防ぐ手立てとしては、ハンズアップしてマークマンへのパスコースを感で潰すとか、マークマンの目を見てボールの行方を予想するぐらいしか思いつかないですね。

と、いう訳で、私は前者をお勧めします。
実際私もほとんど前者しかしないです。(後者をするのは高さのミスマッチで自分が勝っているときぐらい)


補足

但し、1.や2.の場合は視野やダッシュ力に個人差がありますので、一人ひとりが自分にあったポジションをとりましょう。
また、最初の内は片方の人差し指でマークマン、もう片方の人差し指でボールマンを指差して確認し続けるとわかりやすいと思います。
ハンズアップにもなりますしね。(笑)

それから、自分が抜かれたときは味方に「ヘルプ!!」と叫んで代わりにディフェンスして欲しいことを伝えましょう。



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  • 最終更新:2011-08-26 15:14:07

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