ワンハンドシュート練習法 その2

※このアドバイスを実践する前に、必ず練習法その1を読んでください。

3本連続でシュートが成功したら、徐々に距離を伸ばしましょう


さて、その1で理解してもらった、関節に力を入れすぎないフォームの実践練習です。
まずは、その1を復習してみましょう!

  1. 脳天から紐で吊られているイメージで全身リラックス
  2. 力まずに手首を90°反らしてポケットでセット
  3. ボールの重心を指の付け根または間になるよう意識し
  4. 肘が脇腹を擦るように上げながら
  5. 体重を下からボールに伝えるように押し上げ
  6. スナップで身体の力をすべてボールに預ける
  7. 自分の狙った場所にボールがあたったかどうか

こんな感じですかね。
近い場所からのシュートの確率が悪いのに、遠くのシュート練習をすると、せっかく作ろうとしたフォームが崩れてしまう危険がありますので、焦らずじっくり取り組みましょう!
最初が肝心です!!

では、始めて行きましょう!

最初はゴールのすぐ近くの45°に位置からバックボードを使って始めます。
ここで3本連続で成功したら、次は、そのまま後方に下がってフリースローレーンから、同じように実践してみましょう!
そこも3本連続で成功したら、次はフリースローレーンと3ポイントラインの中間位置。
ここからは、ボードではなく直接リングを狙います。
ここも成功したら、3ポイントラインから試しましょう!
同じ角度で4箇所すべて成功したら、角度を変えてみましょう。
0°や90°では、バックボードが使いにくいので、直接リングを狙います。
思ったところにボールが行かず、たまたま入ったシュートは成功ではないのであしからず(笑)
理想は、リングに触れない成功です!
実際のゲームでは、入ればなんでもありですけど(笑)

余談ですが、こういうときに自分に嘘をついて楽をする人は、バスケに関わらず、上達するスピードが遅い人ですよw


ゴール下では上半身の確認を重点的に

その1でも書いたとおり、ゴールから近くのシュートでは、下半身の力を使いすぎるとオーバーします。
なので、ゴール下では、主に上半身の動きを特に気をつけて行います。
ただし、下半身をまったく使わないという意味ではありません。
シュートはリズムが大事なので、近くても遠くても、自分がよく入るリズムを見つけること、さらにディフェンスに付かれたときに対応できるように複数のリズムを見つけることが大切です。
それに、ゴール下では、ディフェンスからのプレッシャーも大きくなります。
ジャンプせずに打てるシュートは、ゲームではほとんどありませんからね。
しかし、今は、フォームを固める、見つけるための練習なので、ジャンプシュートは打ちません。
あくまで、シュートレンジを広くするためのワンハンドシュートを習得するための練習ということを忘れずに取り組みましょう!
前置きが長くなりましたが、早速、ゴールから1~2歩下がったところからシュートしてみましょう。
ここで特に注意するのは次の点です。
  1. シュートポケットからボールセットの位置まで手首・肘がそれぞれ90°に保たれているか?
  2. ボールセットの位置で止まらず、一連の流れでフォロースルーまで終えられたか
  3. フォロースルーのときに、肘が伸びて手首がしっかり前に返っている
この3つです。
全て、これから距離を伸ばそうとしたときに出来ていないと躓いてしまうポイントです。
1と3は重要なスナップの状況の確認。
2は、中級者でも時おり見かけるボールセットで一旦止まるクセを付けないため。
初心者は、さらに、ボールセットしてから身体を沈ませて打つ人が非常に多いです。
コレは、ホントに止めてほしい。
後々、シュートブロックの餌食になりやすくなるのでね。

で、狙う位置は、45°でボードを使う場合、内側の四角形の上の角
ここにシュートの軌道の頂点で当ててみましょう。
45°付近であれば、ほぼ確実にシュートが成功します。
自分にあった正しいフォームであれば、3本連続でシュートを成功させるのは、さほど難しくないでしょう。
それでも入らないのであれば、その1から復習しなおしてみましょう。
どこか、間違っていたところがあるはず。
左右にシュートがずれる場合は、一旦、ガイドハンド(利き手の逆側)を外して、利き手だけでシュート練習してみるのも有効です。
それでも、オレはちゃんとしてる!って方は、個別にアドバイスしますので、この記事のコメント欄か質問掲示板で質問してください。


ミドルレンジでなかなか成功しない人は・・・

ミドルレンジからは、しっかり下半身の力をボールに伝えることが必要です。
ゴール下のように高さを補うためのジャンプに下半身を使うではなく、自分の体重をボールに伝えるための下半身の使い方を覚えましょう。
これができないと、ボールが思ったところに飛んでくれません。
ただ、このフリースローレーンの距離というのは、非常に微妙なんですよね。
力が強い人だと、腕や上半身の力だけで充分にリングに届いてしまうので、それがクセになりやすいんです。
で、腕の力でシュートするクセが付いてしまうと、最終的に3ポイントラインまでいくと届かなかったり、コントロールができなかったりして悩むことになります。
ということで、ここでは少し変わったシュート(?)練習をまずしてみましょう。

今までのアドバイスの流れとは、離れてしまいますが、自分が下半身の力をボールに伝えられているかということを確認してみます。
今回は・・・
  • スナップを使わない
  • リングにシュートしない
という方法で、自分のフォームの分析をしてみます。

では、具体的に説明します。
ボールはシュートポケットで、軽~く保持。
膝を軽く曲げ、重心をつま先に乗せます。
そこからボールを真上に押し上げる。
最終的に利き手がシュートポケットと同じ形のままでバンザイしている状態。
わかりますかね?^^;
で、何を感じて欲しいかというと、ボールが手から自然にどれだけ遠くに飛んでいくか。
下半身と上半身が別々に動いていたり、力をかける方向が違うとボールは少ししか浮きません。
しっかり下半身の力もボールに伝えられていれば、相当高く飛びます。
もし、違いがわかりにくければ、下半身をまったく使わず腕だけの曲げ伸ばしと比較してみてください。
注意して欲しいのは、パスのようにならないこと。
あくまで、ボールはシュートの持ち方なので、手首が90°後ろに反った状態を保ったまま伸ばして止めてみないと、この練習の意味がありません。
もし、あなたが、腕だけのときと下半身を使ったときでボールの浮き方が、それほど変わらないなら、遠いシュートを打つ前に、この練習を繰り返して、高く浮くコツを先に掴んだほうが、結果的に、ロングシュートの上達には近道かもしれませんよw

ロングレンジで成功しない人は・・・

ミドルレンジと同じく、下半身の力を使えていない場合、スナップが上手く使えていない場合、重心移動がスムーズでない場合、または、それらの幾つかまたは全ての可能性があります。
まずは、ミドルレンジと同じ練習をして、高く上にボールが浮く感触を掴んだら、すぐに、シュートをしてみましょう。
同じ感覚でボールに力を伝えられたらOKです!

つぎに、スナップの強さ。
ゆっくり手首を返してもあまりシュートの確率は上がりません。
ビュッと手首を返してボールをリリースしましょう!
ただし、手に力を入れすぎないこと。
手のひらの下からしなる様に返します。
そして、人差し指、中指の先に力を込めるイメージでボールを弾くようにしてみてください。
人差し指と中指の付け根くらいにあったボールの重心をスナップの過程で指先に持ってくる感じです。
言葉で伝わるか不安ですが、可能であれば、友達に後ろからボールに手をかけてもらって負荷をかけ、最後に指先からボールが離れる感触を覚えましょう!
これにより、ボールにキレイな逆回転が生まれます。

重心移動に関しては、身体全体が前に移動させるという意味ではありません。
目安としては、足の位置は最初の位置より前に着地しても構いませんが、リングと頭の距離がほぼ変わっていないこと。
横から見ると、頭部を支点に足が振り子状態にあるイメージです。
それと、意外と初心者の内にできないのが、身体の捻りです。
遠くなればなるほど、これがあると有効に働きます。
利き手側の肩と反対側の肩をリリースの寸前で、背骨を中心に回転させてみてください。
もちろん、下から上へ力を伝える流れの中で。
ほんの数度の回転で、ボールはさらに遠くに飛ぶようになりますよ。

これらに気をつけながら反復練習を重ねても効果がないときは、その1に書いたディップを試してみてください。
みぞうちくらいの高さでパスをキャッチしたというイメージから、一旦シュートポケットにボールを落とし、その反動を利用してシュートします。
言葉でイメージがあまり湧かない時は、NBAの3ポイントシューターの動画を見てもらうと参考になると思います。


最後に

あとは、練習あるのみ。
連続3本の成功率が上がってきたなら、5本連続にチャレンジしましょう。
これも成功率が上がってきたら、あなたのシュートフォームは、正しく自分にあったものになっていると思います。
この次は、前にディフェンスがいる状態での練習、パスを受けてすぐ打つ練習、ダッシュからのストップ&ジャンプシュートと練習をレベルアップしていってくださいw

また、このサイトには、他にもシュートに関するアドバイスがありますので、そちらもご参考に。

これらは、あくまでもシュートフォームの一例に過ぎません。
他にもいろんな理論や、練習方法が多数あります。
左手の位置ひとつとっても、すごく多くのバリエーションがあります。
いろいろ試して、自分にあったシュートフォームを見つけるのが大切です。




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  • 最終更新:2016-07-27 18:43:30

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