フロアバランスって?

コートを6分割して同じエリアに2人同時に入らないようにしよう!


5on5のポイント OFその2で、「オフェンス(以下OF)時にまず考えなくてはいけないのが、バランスです。」と書きました。
このバランスのことをもう少しわかりやすく説明したいと思います。

練習中に、指導者や先輩から、「フロアバランスを考えて動け!」なんて言われたときの参考にしてください。

まず、ハーフコートを6分割にして考えてみましょう。
たとえば、こんな感じ。制限区域とかの形が古いですが^^;
CoatArea.png
これは審判の責任エリアの区分そのままです(笑)
で、これをどう意識するかというと・・・
単純に1つのエリアには、1人しか入れない!と覚えてください。
アイソレーションなどのチームの決まったシステムや、スクリーンプレイ、リバウンドの場合は除きますよ。
あくまで、フリーのOFをしている状況で、オフボール(ボールを持っていないとき)の動き方の基本のひとつです。
セットオフェンスなどの説明を初めて受けるときも、この考え方を知っていれば、理解がしやすい場合があります。

では、なぜ1つのエリアに1人しか入ってはいけないのか?
これは、5on5のポイント OFその2でも書いたとおりです。
読んでいない方は、まず先にこちらを読んでくださいね。

この考え方を理解してもらってるという前提で、以下の話が続きます。

6つのエリアに対して、プレイヤーは5人。
ということは、1つのエリアが必ず空くことになります。
そう、これがエンプティエリアです。
このエンプティエリアは、ボールマンがアタックを仕掛けるために空けておいたり、走りこんでパスをもらいやすくするために空けているわけです。

では、それを踏まえて、どこかのエリアに2人同時に止まっている状況をイメージしてみましょう。
ディフェンス(以下DF)側から見ると、OF全体を見渡しやすく思いませんか?
また、もし2人のうちどちらかが、ボールを持っていたらどうでしょう?
ボールマンがドライブしたくても、近くに味方やそれについてるDFがいるので、自由に使えるスペースが狭くて攻めにくいですし、自分のマークを抜いても、すぐにもう1人のDFにカバーされてしまいかねません。
そういう理由で、OFにとって不利になるので、指導者や先輩は「バランスを考えろ!」というわけです。
というわけで、オフボールのときに周りを見渡して、同じエリアに自分以外の人がいるときは、相手が動かないようであれば、自分が、エンプティエリアを見つけて動いてみましょう!
出来ればパスをもらったあとの次のプレイをイメージしながら!
まずは、パスをもらった場所からシュートを打てるのか?
DFがこう付いてきたら、こっち側にドライブしようとか。
そういう積み重ねをトライ&エラーしていくと、どんどん自分に合ったプレイ、自分が苦手なプレイっていうのがわかり、何を上達させないとダメなのかが明確になっていきます。

もう1つ気をつけないといけないのは、他の3人のオフボールマンも同じようにエンプティエリアに走りこもうとしているということです。
自分だけの都合で動かず、しっかり味方とアイコンタクトしたり、空気や試合の流れを読んで走りこめれば、もう初心者ではありませんw
そして、誰かが走りこもうとしていることを察したときには、自分は動かない。
これも立派なOFの動きです(これもその2で書いたとおりです)。

最初は、何度も同じ失敗をすると思います。
上級者だって、プロだって、初めてのチームに合流したときは、味方がどんな動きをするかわからずかぶった動きをしてしまうことがありますから、そこは気にせず、いろんなことを試してくださいね^^



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  • 最終更新:2017-02-21 13:09:54

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