トラベリングが直らない
2018年4月からトラベリングルールが変更!
FIBAでは2017年10月から既に変更になっていて、2017年11月から始まった2019年ワールドカップの予選も、2017-18B.LEAGUEとWJBLもこのルールで運用されています。
国内のその他のカテゴリーでは、2018年4月から適用するとJBA(日本バスケットボール協会)から通達が出ました。
で、トラベリングのルールが、かなりNBAルールに寄っています。
いわゆるゼロステップと呼ばれ、今まで、厳密にルールを適用するとトラベリングだったプレイで、審判や大会により吹いたり吹かなかったりと曖昧だったものが、今回の改正により、正式にリーガル(正当な)プレイとして認められました。
ただ、条件としては、動きながらボールを扱う(ドリブル)ときの補則なので、静止状態からのプレイでは、従来のルールが適用されるようです。
よって、下のアドバイスは、その静止した状態でのアドバイスとしてお読みください。
改正点を簡単に書くと、こんな感じですかね。
- 動きながらボールを保持したときは、今まで1歩目としていた足をゼロとしてカウントしない
- 動きながらドリブルしているときに、ドリブルを止めた最初の1歩目もゼロステップとしてカウントしない
(注)止まった足と同じ足でステップを踏むとトラベリングになります。
なので、以前のルールからすると、2歩多くボールを持ったまま移動できることになります。
私は、長年やってきた動きが体に染み込んでるので、このステップを使える気がしません(笑)
今回のルール改正の動画(日本語なし)を紹介しておきますので、詳細はこちらを参考にしてください。
※プレイヤーが正常に作動しないようなら、下のリンクをご利用ください。
開きすぎた足の外側に上半身を倒さないこと
※ 2014.05.14一部修正
ドリブルの突き出しやピボットした時にトラベリングをする人がよく居ます。
まず、ルールを理解していないってこともよくあるんで、触りだけ説明しておきます。
トラベリングはバスケのルールの中でも、かなりメジャーなルールの一つですが、実は誤解されやすいルールでもあるんですよね^^;
3歩以上歩いてはいけない(ボールを持って動いてはいけない)。
これが、だいたいの人の知ってるトラベリングのルールですよね?
学校で習ったと思いますが、【以上・以下】ってのは、その数字を含みます。
よって、言い方を変えれば2歩までしか歩けないわけです。
で、1歩目はボールを持った時の状態で変わります。
ジャンプしている間に持った場合は、着地した足が1歩。
両足同時の場合も1歩 (*1)。
最初から両足をフロアについている時にボールを持った場合もその時点で1歩。
これがピボットフットと呼ばれる軸足です。
1歩目が両足の場合は、どちらか好きな方を自分で選ぶことができます。
で、次に軸足では無い方の足を動かして、フロアに着いた瞬間に2歩目 となります。
両足同時の場合は、片方を動かした時がこの状態です。
これで、ルール上の2歩を使い切ったことになります。
ここから2歩目を動かすことは【ピボット】としてルール上、認められていますが、軸足を動かして、フロアを移動すると3歩目となり、【トラベリング】が成立するわけです。
しかし、ここに誤解を招きやすい状態があります。
ピボットで認められているのは、軸足の一部がその位置から動かない場合のみです。
よって、引きづった場合も移動とみなされ【トラベリング】なんです。
または、少しでも浮いてしまったら、元の場所に再度戻ろうが【トラベリング】なんです。
で、初心者がよくする前述のトラベリングの状況が生まれるわけです。
ちなみにレイアップに代表されるランニングシュートやジャンプシュートや、ジャンプパスなど、シュートやパスに連続して繋がる動作の場合は、両足が空中にある間にボールを放しているので軸足が先にフロアから離れたとしてもトラベリングにはなりません。
初心者の間は、あくまで最初の位置から動いて、ボールを持ったまま軸足が別の場所に着いた時にトラベリングになるんだと覚えてもらえば差し支えないと思います。
それでは、以下のことを実際にやってみてください。
肩幅の2倍近く足を開いてみましょう。
右でも左でもいいので、片方の足の上に上半身を移動させてください。
両足は、まだフロアにしっかり付いていますね?
では、ゆっくりで良いので、そのまま更に上半身を移動し、足の外側に倒してみてください。
逆の足が浮いて来ませんか?
爪先がわずかに残り引きずったり、完全に浮いてしまったら、あなたはトラベリングをしていることになります。
っていうか、人間の体の構造上、誰でもなるんですんよね(笑)
では、次に、肩幅くらいに足を開いて同じ動作をしてみてください。
今度は、逆の足はそんなに引っ張られませんよね?
冒頭のアドバイスが理解出来たでしょうか?
つまり、上半身を常に両足の間に残すことで、あなたのトラベリングの回数は激減すると思います。
あっ!!
でも、軸足の意識がない人は、このアドバイスは通用しません。
軸足をしっかり意識した上で、このアドバイスを実践してみてください。
- 最終更新:2018-02-18 10:08:19