駆け引きを楽しもう
駆け引きはジャンケンと同じ!
駆け引きって聞くと、難しいイメージがありませんか?
確かに、高度な心理戦というのは存在しますが、初心者には、誰もそんなこと求めていません(笑)
それよりも、バスケを楽しむためにも、駆け引きを楽しんでもらいたいんですよねw
では、バスケで駆け引きって、どんなときに使うのか、どんな風に使えるのかを紹介したいと思います。
バスケでは1対1の場面が試合中に何回も発生します。
戦術的に1対1をチームとして選択することもあります。
さらにボールを持っていなくても1対1が発生しているって知っていますか?
例えば、ボールをもらいたいけど、相手のディフェンスがディナイ(パスコースを塞ぐような守り方)をしてきて味方からパスをもらえないなんてときも、1対1の場面なんです。
では、そういう時や、ボールを持ってるときに相手を抜きたいとき、躱したいとき、距離を取りたいときに必要なのは何でしょう?
スピード?
高さ?
体の大きさ?
もちろんこれらが相手より大きく勝っているなら自分の思い通りに近いプレーができるかもしれません。
けど、自分と同じくらいのレベルだったり、上のレベルの選手が相手だったらどうします?
そう、こういうときに使ってもらいたいのが、駆け引きなんですw
駆け引きって聞いて、どんなことを想像しました?
これもタイトルにあるので、引っ張っても仕方ないですね(笑)
そうなんです。
ちょっと強引ですが、ジャンケンと同じと思ってください!
ジャンケンは、誰もが、小さいころから日本人なら行ってきた駆け引きの代表格です!
(余談ですが、私が小さいころ、私の地域では「インジャン」って言ってたので、ジャンケンっていうと、急に東京人になった気持ちになります(笑))
すでに駆け引きのノウハウはあなたの中にあります!
ご存知の通り、ジャンケンの手には3種類ありますが、この3種類ってのが、バスケに共通するんですよねw
つまり、バスケのオンボール(ボールを持っている)プレーでも3つの選択肢があるんです。
独学でなく、バスケを部活などでしてきたほとんどの人が教えてもらったことがあると思いますが、トリプル・スレット(triple threat=3つの脅威)ってやつです。
言うまでもなく、シュート、ドリブル、パスの3つです。
2つでも駆け引きはできますが、勝つ確率も負ける確率も50%です。
しかし要素が3つあることで、その負けない率が66~67%まで上がるわけです。
バスケはルール的にオフェンス有利なことが多いので、負けなければ(アイコでも)勝ちだと思っておいてください(笑)
例えば、相手がシュートだと思っているときにドリブルで抜こうとすれば勝ちやすく、パスと思われていても抜けなくてもずらす(間を空ける)ことには成功しやすいです。
これがフェイクってやつです。
さらに、通常・・・というか、普通のルールだとジャンケンは相手と同時に出しますよね。
けど、いやらしい大人とジャンケンすると・・・「グーを出すからな」と、挑発されたことありませんか?
これも駆け引きです。
相手に、本当にグーを出してくるのか、裏をかいてくるのか選択(思考)を強要させる駆け引きですね。
バスケでいえば、パスの相手をず~~~と探しているふりを見せておいて、パスフェイクした瞬間にドリブルで抜き去るっていうプレーなどが当てはまります。
さらに、ずっと同じ手ばかり出し続けてくる人もいますよね?
これをされると、いつ変えてくるのか?と不安にさせられたり、こいつ他の手を忘れてるんちゃうか?と侮ってしまったりすることがあります。
バスケでいえば、ドリブル→シュート、ドリブル→シュートと、そればかり繰り返してきたプレーヤーが、いきなりドリブル→パスと切り替えられて、ノーマークがあっさりできてしまうプレーなどです。
もっといやらしいのが後出しです。
相手に先に動かせておいて、その逆をつくやり方。
バスケでいうと、シュートと見せかけて相手を跳ばせて、横を華麗に抜き去るプレーですね。
注:これは「条件反射」=速い動作に釣られて動くという生物の性質も利用しています。
また、ドリブルやオフボールの場合だと、進む方向で駆け引きが出来ます。
左右に動くのか、前後に動くのか、止まるのか動き続けるのか、スピードを速くする・遅くするなどなど。
より多くの選択肢を持っているという自信、そして実行できる技術があるかないかで、プレーの成功率が格段に違ってきます。
だから、利き手だけしかドリブルが出来るより、両手で同じようにドリブル出来た方が良いですし、ドリブルチェンジもフロントだけでなく、レッグスルーやビハインドザバックなどいろいろな技が出来たほうが、選択肢が多くなり、相手を悩ませることになります。
その他に、パスができる、シュートが出来るとまだまだ選択肢は増やせていきますよねw
初心者にありがちなのは、とりあえずドリブルで前に進んでいったけど、前にディフェンスに入られて、そのままピッタリくっつかれて、自由を奪われボールを取られるのが怖くてドリブルを止め、さらにプレッシャーを掛けられてバイオレーションやスティールされる場面。
あなたは経験ないですか?^^;
そんなときも、動く方向の選択肢を持っていれば、横に動いてもいいし、後ろに戻ることもできるわけです。
ね?右・左・後ろと選択肢が3つあるでしょ?
ただ、どの選択肢を選んだとしても、ドリブルチェンジだったり、ドリブルしながらのステップがスムーズでなければ、ディフェンスの有利は変わりません。
ここが、ジャンケンと大きく違うところです^^;
ちょっと例が極端であったり上級レベルだったりしたかもしれませんが、プレーのレベルではなく、今回言いたいのはあくまで心理的な有利を得るということなので、許してください^^;
心理的な面で勝っていれば、子供も大人に勝てます!
プレーするときは、相手に呑まれず、逆に相手を呑む工夫や、相手の先手を取る工夫を考えて、それ自体を楽しみましょうw
自分の考えた通りに相手がハマってくれると、それはめっちゃ楽しいですからw
性格が悪くなりそうですが(笑)
これもバスケの醍醐味の一つですwww
- 最終更新:2018-07-05 14:39:14